21

ハラスメントいろいろ

ごきげんよう。 横浜店のKaidaです。

世の中いろいろなハラスメントが存在しますよね。それも多様化しています。

モラルハラスメント

セクシャルハラスメント

アカデミックハラスメント

パワーハラスメント

スメルハラスメント

などなど・・・、最後のスメハラにいたっては特に最近よく聞きます。香水や加齢臭は無論、お洗濯の際の柔軟剤のあの「甘ったるい」ニオイで職場で体調を崩す、というハラスメントです。

おちおちお洗濯もできない世の中ということですね。

電車にのれば安価なヘッドフォンからはダダもれしている音楽も立派なモラハラです。

特に音楽なんかはその場の空気や相性、聴いたときの体調や気分とかにひどく左右される芸術ですよね。香りなんかもそうですが空気振動や空間をつうじて鼓膜や鼻腔を刺激および愛撫の感覚です。

自分の体が勝手に反応してしまう生理的な現象ですから、これはいたし方ありません。

例えば、先日などの満員電車の中で若いサラリーマンのヘッドホンからの爆音かつダダ漏れの音は

<アントニオ猪木のテーマソング>

私の他にも数名の乗客が振り返り

「なぜ、猪木!?しかも今」 と思ったはずです。

やはり頭で理解するより先に振り返ってしまうという身体的反応が出てしまいます。

「この人の選曲は独特だな・・」などという頭で考えるのは後付けです。

一方でしっかり頭で考えているモラルハラスメントもあります。

先日、問題になった図書館で『アンネの日記』だけが複数の図書館で破られた事件。

これは記憶に新しいかと存じますがこちらは国を超えて政治問題に発展してしまいました。もはやモラハラではなく犯罪となってしまった例ですね。

5_08 tosyokan

(パリ国立図書館)

本なのですが、こういったページを破るのは論外にしても、公の図書館の本に豪快に先を引いたり書き込みをするのは御遠慮していただきたいものです。

美しい文章や大事な文章を見つけたからといって、なんのなめらいもなく他人の本に線を引く行為は、電車の中でいい尻を見つけたからといってベタベタと触る行為と同じです。

そう痴漢とおなじくらいふしだらなハラスメント行為です。

こんな時代に生まれたのだから仕方ありません。

残念ながらハラスメントとどうにか共存しながら生活するしかないのかもしれませんね。

 

DSCF1547

 

clumnist/KAIDA

戒田格 2011年アッシュ・ペー・フランス入社。 横浜タカシマヤのgoldieにて勤務。学習院大学大学院フランス文学修士修了。敬愛する詩人であり仏文学者の吉田加南子先生のもとでロートレアモン研究にいそしむ。好きなものは重いテーマを扱った小説。文学とファッションなど徒然なるままに書いております。

fariero kaida

イラスト Oki

2012年アッシュ・ペー・フランス入社。以後goldie池袋店、横浜店を経て現在は渋谷パルコにて勤務する。多摩美術大学美術学部工芸学科卒業。独特なタッチの水彩画のイラストはお客様のファンも多い。

3oki