25

絵画で謎解き

おひさしぶりです。 横浜店のKaidaです。

いよいよ始まりましたオルセー美術館展。今回は大勢のクリエイターとコラボしたアイテムが盛りだくさんとなっております。 ぜひご覧になってみてくださいませ。

 

025-thumb-350x261 

 

先日、美術に全く関心のない知人をこの美術館に誘ったところ

「絵ってそんなにおもしろいの?」 と一言。

よく「印象派はあまり好きではなくて」とか「行きたいけど人ごみが苦手で」とははありますが「オモシロい」かどうかを逆質問されると正直困ります。

食べ物でいうと「それって美味しいの?」みたいな質問。

 

むろん私も美術に明るいほうではありません。同時期の写実主義のクールベは写真のような絵画で文字通り「オモシロい」と思いますが・・。

私なんかは素直に「あ、本当に美しい絵だな~」と感じるくらい。その絵の前で長く立ち止まるのはひとつの展示会でだいたい3つくらい。

素直に素敵だなと思う絵を見つけるのもいいですがやはりある程度の準備は必要です。いつもサボっていますが。

オペラもそうですが鑑賞するまえにある程度の予習がないと文化は楽しめないようになっています。

 

西洋絵画には聖書の物語やギリシャ神話、肖像画や人々の暮らしを描いた風俗画、山や海を描いた風景画、花や果物を描いた静物画などさまざまなジャンルの絵があります。

 

たとえばこのリュバン・ボージャンの《チェス版のある静物》はいかがでしょう。

 0704 

(イラスト Oki) 

たとえばこの絵は現代人の私たちの視線でみると

チェス盤、花、楽器、パン、トランプ、などなど普通の静物画にしか見えません。  

でも楽器は「聴覚」、パンは「味覚」、花は「嗅覚」、チェス盤は「触覚」、鏡は「視覚」を表していたりします。 この絵全体は人間の五感を表しています。絵画にはこうした隠された意図が込められています。

「絵なんか見ておもしろいの?」と思うかたは数多いらっしゃるかもしれません。

「オモシロい」と感じるには少しの予習さえすれば楽しめるものもありそうですよ。

 

ではまた。 ごきげんよう。

 

clumnist/KAIDA

戒田格 2011年アッシュ・ペー・フランス入社。 横浜タカシマヤのgoldieにて勤務。学習院大学大学院フランス文学修士修了。好きなものは重いテーマを扱った小説。文学とファッションなど徒然なるままに書いております。

fariero kaida

 

イラスト Oki

2012年アッシュ・ペー・フランス入社。以後goldie池袋店、横浜店を経て現在は渋谷パルコにて勤務する。多摩美術大学美術学部工芸学科卒業。独特なタッチの水彩画のイラストはお客様のファンも多い。

 

3oki