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年の瀬

今年も残るところあと2日となりました。 このコラムも本日で書き納めとさせていただきます。

故・山本夏彦さんに『世は〆切』(文春文庫)という著書がありますが、人生は〆切だと痛切に感じます。

ある意味「〆切」はモチベーションの源です。仕事も私生活も決められた時間の条件の中で完結させなくてはなりません。

不幸なことにこちらのコラムは会社からは〆切もなければ決まったテーマもありません。 
水は低きに流れる私のことですから、普通なら今年も1行も書くことなくサボっていたでしょう。

「最近、コラム更新されていないですね。いつ書くのですか?」

毎回、顧客様からありがたいご依頼を受けてモチベーションとさせていただきました。
本当にありがとうございました。

来年はもっと更新できるように自身を戒めます。

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さて今日はタイトルの通り「年の瀬」ですね。 年の瀬はまさに一年の節目。
そしてまたKaidaはひとつ歳をとることになります。

当然ですが、人間は今日より若くなることはありません。

『置かれた場所で咲きなさい』の著書のシスターの渡辺和子氏はこう記しています。

  「ところで、老いは、悲しいことばかりではありません。 それなりの恵みがあります。 持ち時間も体力も、気力さえも確実に減ってゆくのだとすれば、いきおい何もかもではなく、本当に大切なこと、必要なことを選んでするようになります。かくて老いは人間をより個性的にするチャンスなのです。 人間関係にしても徐々に、量から質へとかわってゆきます。」

2016年は限られた時間を「量から質へ」と活かし自分を豊かにできるような一年にしたいです。

それではまた次回まで、ごきげんよう。

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コラム 筆者 Kaida

2011年アッシュ・ペー・フランス入社。 横浜タカシマヤのgoldieにて勤務。学習院大学大学院仏文学博士前期課程修了。仏文学者の吉田加南子先生にお習いする。文学とファッション、社会学など徒然なるままに書いております。

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