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The Jean Ginie

 

前回は、2014春夏のシーズンテーマ「Magical Swatch Note」についてお話ししましたが、今回は5つあるカラーテーマから、表紙にもなったテーマ「JEAN」についてお話ししたいと思います。

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今回のDMのテーマのインスピレーションになったのは、Sophie Williamsのデニムパッチワークを使ったSaddle BagとSweet Peaのライトブルーをメインにしたテーマ「The Jean Ginie」
どちらも偶然ライトブルーからインディゴまでのデニムのカラー、そしてピンクのアクセントという見事なイメージ・インスピレーションのマッチがありました。

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この必然ともいえる偶然を見たときの感動をテーマにできないかと思ったところからスタートしています。Bagと同じデニムパッチワークを表紙に、goldieなりのシーズンのイメージボードやムードマップをまとめたバイイングノート、というのがテーマです。

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JEAN
Bright Feeling, David Bowie, Sunlight, 70’s, Pink Yarn……
70年代の明るい気分やデビッドボウイの歌「The Jean Ginie」から。
goldieとジーンズの今までにない組み合わせ!

そもそもSophie WilliamsもSweet Peaもロンドンで活躍するクリエイター。LONDONとジーンズは切っても切り離せない関係にあるのです・・・

60年代後半、ビートニクやベトナム反戦などからアメリカでヒッピームーブメントが起こります。それを皮切りにロックミュージックが誕生。
より広くジーンズが履かれるようになったのは、そのあと。ヒッピーカルチャーが去った後、それに対抗するように70年代に入ってからロンドンでパンクロックが登場します。そして70年代以降、ミュージシャンや時代のアイコンたちがジーンズを身にまとい、「ファッション」として世界の隅々で普及していきます。

80年代に入ると、ファッションはブランドブームとなり、名だたるトップデザイナーがランウェイにジーンズを登場させ時代とともにファッショナブルなものに変化していきました。
まさにSophie WilliamsもSweet PeaのデザイナーSiobhan O’Neillもこの時代に青春を謳歌している世代。
特にSiobhanは無類のロック好きとしての顔も持ち、シーズンのカラーテーマにロックのナンバーをつけることもしばしば。
(今回の「The Jean Ginie」は、70年代のデヴィッド・ボウイのタイトルからとられています。)

 

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時代を超えて「自由」「反抗」の象徴ともなったジーンズ。
70年代のパンクスピリット、暗いニュースばかりの中での若者の自由で明るい気分を、ロンドンのクリエイターたち2人は、今こそ必要だと感じているのかもしれません・・・

by TAKAHASHI

高橋悠平
2005年アッシュ・ペー・フランス入社。
goldie H.P.FRANCE新宿店で販売スタッフとして配属。1年後、有楽町店へ異動。有楽町、渋谷店店長を経て商品担当を兼務。2011年、本部へ異動。現在はバイヤーとして年4 回海外でバイイングをおこなう。

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