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お菓子について

 

3月といえば人事異動の季節。

goldie横浜の入っている髙島屋でもハンドバッグ部門の職員の異動がありました。 やっと親しくなったと思った職員の方とお別れするのは辛いもの。 またお隣のお店の仲の良かったスタッフも異動も重なり3月という節目を実感する季節ともいえます。

この時期になると重要なコミュニケーションのツールとしてお礼のお菓子が至る所で交換されます。

よくよくそのお菓子を観察していると暗黙のルールがあることに気づきます。

①個包装であること。

②高価なものでないこと。

③無難な味の焼き菓子かチョコレートで保存の効くもの。

④手が汚れないもの。

 

こちらからお礼としてお渡しする際も自然とこの4項目を踏襲していることに気づきます。 とくに頂いてもも何だか安心するのはバラ撒きタイプの安価なもの。 コミュニケーションのツールとして意味合いが重くもなく軽くもなく快適なお菓子が選び選ばれているようです。

よく考えると生菓子はもう少し親しいお相手の方に渡している傾向があります。

場合によっては断られた経験もあります。

その昔、国立大学に通っていた当時ゼミの教授に旅先で買ったお菓子をお渡ししようとしたら・・

「ごめんなさい戒田さん。、私は国の職員なので生徒さんからは受け取れないの。お気持ちだけで・・・ありがとう」 と丁重にお断りされました。

このような例からも相手との距離が把握できるメーター機能としてお菓子は便利なものです。

 

先日実家の母から小包が送られてきました。

どうやら遅ればせながらのバレンタインとのこと。

ヨックモックのお菓子の詰め合わせだったので横浜店のスタッフと分けようかな、、とも思いましたが

皆に 「え!? 戒田さん辞めるの?」

と誤解されそうな立派なものだったので止めました。

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そうですね、、、退社するときの皆様のお礼のお菓子にはピッタリです。

母の愛が重く感じるお菓子の詰め合わせでした。

 

執筆 戒田格

2011年アッシュ・ペー・フランス入社。 横浜タカシマヤのgoldieにて勤務。 学習院仏文修士修了。日本フランス語フランス文学会会員。

雑学とファッション、社会学など顧客様に励ましのお陰で不定期ながらも執筆しております。

FLO Kaida 20160325